リフォームする前に
 お金の話
リフォームをするに当たって、みなさんが一番心配しているのが「お金」に関することではないでしょうか。リフォームは非日常的なことですから、かかる費用の見当もつきませんし、そうなれば資金計画も立てられません。これでは心配するなという方が無理な相談です。
当然ながら、「お金」も満足度の高いリフォームをするための重要な要素ですので、ある程度理解しておく必要があります。そこでこの項では、事前に知っておきたい「お金」に関する話をしたいと思います。
●リフォームの価格
 
●資金計画について
 
●補助・助成金
 リフォームの価格
何といっても気になるのがリフォームの価格でしょう。しかし、残念ながら「このリフォームは○○万円ですよ」とはっきりとお答えすることはできません。なぜならリフォームの価格は、現場状況、リフォームの規模、使用する材料や製品のグレード等々さまざまな条件によって大きく変動してしまうからです。
とはいえ、ある程度の目安を把握しておくことは絶対に必要です。ここではリフォームにかかる費用の参考例を紹介します。
 +++ リフォーム箇所別価格 +++
リフォームの箇所別に価格を表示していますが、あくまで概算とお考えください。
 
キッチン
浴室
トイレ
洗面所
給湯器
壁紙
フローリング
カーペット
カーテン
室内ドア
外壁塗装
 キッチン
価格:80万円〜 工期:1週間〜
内容:既存のセパレートキッチンをシステムキッチンに入れ替えた場合の価格です。メーカー製品のグレードはもちろん、台所スペースの拡張などによって金額は変動します。
 浴室

価格:100万円〜 工期:3日〜4日
内容:在来工法の浴室からユニットバスに入れ替えた場合の価格です。メーカー製品のグレードはもちろん、浴室スペースの拡張などによって金額は変動します。また在来工法によるリフォーム工事を行う場合は、工期が2週間程度かかります。
 トイレ
価格:20万円〜 工期:1週間
内容:便器の入れ替えから内装材の張り替え工事までを行った場合の価格です。便器の入れ替えのみなら、10万円程度から可能です(工期は2〜3日)。
 洗面所
価格:20万円〜 工期:1週間
内容:洗面化粧台の入れ替えから内装材の張り替え工事までを行った場合の価格です。洗面化粧台の入れ替えのみなら、10万円程度から可能です(工期は2〜3日)。
 給湯器
価格:20万円〜 工期:2日〜3日
内容:戸建用の新しいガス給湯器(24号タイプ)を既存のものから取り替えた場合の価格です。新たに配管工事などが必要な場合には、価格も工期も変動します。
 壁紙
価格:5万円〜 工期:1日〜
内容:6帖の部屋の壁、天井の壁紙を張り替えた場合の価格です。壁や天井の面積によって価格が変動します。
 フローリング
フローリング 価格:10万円〜 工期:1日〜
内容:6帖の部屋の合板フローリングを張り替えた場合の価格です。床の面積によって価格が変動します。
 カーペット
価格:8万円〜 工期:1日〜
内容:6帖の部屋のウールカーペットを張り替えた場合の価格です。床の面積によって価格が変動します。
 カーテン
価格:3万円〜 工期:1日
内容:掃き出し窓(200×180センチ)にドレープとレースのオーダーカーテンを掛け替えた場合の価格です。生地のグレードはもちろん、ブラインドやローマンシェードにした場合にも価格は変動します。
 室内ドア
価格:8万円〜 工期:2日〜3日
内容:ドアの位置を移動せずに取り替えた場合の価格です。製品のグレードによって価格が変動します。
 窓サッシ
価格:8万円〜 工期:3日〜
内容:窓の位置や大きさを変えずに取り替えた場合の価格です。位置や大きさを変えると窓周辺の木工事や外壁工事が関わってきますので、価格が大きく変わってきます。またマンションではほとんどの場合サッシの入れ替えはできません。
 外壁塗装
価格:50万円〜 工期:2週間〜3週間
内容:建坪25坪程度の一戸建の外壁を塗装した場合の価格です。ヒビ割れなどの補修工事が必要であればその分の費用が加算されます。
   
具体的な金額のお問い合わせにはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
正確な金額を知るためには、リフォーム店などの専門家に現場を調査してもらい、自分の意向を十分伝えたうえで見積りをしてもらう必要があります。
 
 資金計画について
    リフォームにかかる費用がある程度把握できたら、次に行うのは資金計画を立てることです。しっかりとした資金計画を立てることは、リフォームの満足度のみならず、その後のゆとりある暮らしのためにも欠くことはできません。下記項目を参考に、無理のない資金計画を立てましょう。
     資金計画の心構え
    ◆予備費を考慮する
リフォームというのは業者さんとの打合せ中、あるいは工事中でも、必ず追加して直したいところが出てきたり、予算より高い材料、製品を使いたくなったりするものです。また、予想外の問題が発生し余計な費用がかかることもしばしばあります。
そうしたことに備えて、予算以外に予備費を残しておくようにしましょう。
 
◆ゆとりを持った計画を
規模の大きなリフォームなど、自己資金のみでまかなえない場合は、各種リフォームローンによって資金調達を考えなければなりません。どんなローンでも同じことですが、現在の家計、他に組んでいるローン金額、月々の支払いなどを考慮し、ゆとりある返済計画を立てるようにしましょう。具体的には、ローンの返済金額が月収の15%以内を目安にするといいでしょう。
 
◆家族構成の変化も考慮
子供の誕生、進学、就職、そして独立など将来発生するであろう支出も計算に入れる必要があります。また、退職金をあてにした資金計画や、退職後にも支払いがつづくような返済計画は極力避けましょう。
 
◆ローンの返済期間
新築の住宅ローンでは返済期間35年というのが一般的ですが、リフォームの場合は住宅の寿命も考慮して、できるだけ短い期間で返済することをおすすめします。10年以内を目安にするのが一般的です。
     ローンの種類
    ローンの種類は、大きく公的ローンと民間ローンに分けられ、さらに担保をつけるタイプから無担保ローンまでさまざまな種類のローンがあります。それぞれの条件や特徴を把握した上で、工事の規模や借入れ金額をよく検討し最適なものを選びましょう。
   
 公的ローン
公的ローンとは、国や地方自治体関連の公的な金融機関によるローンのことをいいます。工事の内容などに細かい条件がつくのが特徴です。代表的なのがみなさんもよくご存知の住宅金融公庫です
 
(1)住宅金融公庫
住宅金融公庫とは、1950年に設立された国内唯一の住宅専門の政府系金融機関です。政府からの借入金により長期固定金利で融資を行っています。工事が適法で返済力があり、土地、建物などを担保にできれば誰にでも借りられます。
住宅金融公庫のリフォームローンとしては、増改築や修繕などに利用できる「一般リフォームローン」と、水回り関連の工事に利用できる「クイックリフォームローン」があります。クイックリフォームローンは手続きも簡単で融資の実行が早いのが特徴です。
 
住宅金融公庫
所在地:東京都文京区後楽1-4-10
ホームページ:http://www.jyukou.go.jp/
 
相談窓口 
 
北海道支店(札幌市) TEL011-261-8308
東北支店(仙台市) TEL 022-227-5003
北関東支店(前橋市) TEL 027-232-6656
東京本店(文京区) TEL 03-5800-8000
名古屋支店(名古屋市) TEL 052-263-2900
北陸支店(金沢市) TEL 076-263-3421
大阪支店(大阪市) TEL 06-6281-9270
中国支店(広島市) TEL 082-221-8716
四国支店(高松市) TEL 087-825-0511
福岡支店(福岡市) TEL 092-722-5011
南九州支店(熊本市) TEL 096-387-2000
(2)年金住宅融資
年金住宅融資とは、年金資金運用基金が年金積立金の一部を厚生年金保険・国民年金保険の被保険者に融資する制度です。
厚生年金、国民年金に3年以上加入している人が融資の対象となります。
 
(社)全国年金住宅融資法人協会
 
所在地:東京都港区虎ノ門1-16-17虎ノ門センタービル9階
TEL:03-3591-7282
ホームページ:http://www.nenkin-yuushi.or.jp/
(3)財形住宅融資
財形住宅融資とは、勤務先で財形貯蓄をしている人を対象にした融資です。借入れが可能なのは、一般財形貯蓄、財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄のいずれかを一年以上続け、貯蓄残高が50万円以上ある人となります。
(4)自治体融資
自治体融資とは、住民に対する融資や利子補給等を行う都道府県や市町村の独自制度で、その地域に一定期間居住、あるいは勤務していることや対象となる住宅がその地域内にあることなどが主な条件となります。

   
 民間ローン
民間ローンとは、銀行、信用金庫、生命保険会社、住宅金融専門会社、信販会社など民間金融機関が独自の規定に基づいて取り扱うローンのことをいいます。金利や融資限度額、返済方法などの融資条件はそれぞれの金融機関によって異なります。
金融機関ごとの特徴をよく調べて、最適なものを探しましょう。
 
全国銀行協会
 
所在地:東京都千代田区丸の内1-3-1銀行会館
TEL:03-3216-3761
ホームページ:http://www.morebank.gr.jp/
 
 補助・助成金
    リフォーム工事の内容によって、補助や助成を受けることができます。
介護保険制度では、介護保険の適用を受けている高齢者がいる住宅のリフォームに助成金を支給しています。適用されるのは手すり工事、床の段差解消などバリアフリー関連の工事です。また、自治体によっては介護保険の適用を受けていない高齢者がいる住宅へのリフォームにも補助金を支給してくれる場合があります。
この他にも、省エネルギー住宅に対する助成など自治体によって独自の補助金制度を設けているところもありますので、事前に調べることをお薦めします。
   
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