リフォームする前に
 素材を知ろう
    現在、住宅に使われている材料というのは、ほとんどがメーカー製品です。システムキッチンや洗面化粧台、給湯器はもちろん、フローリング、室内ドア、壁紙、サッシなど目に見えるところの材料はすべてメーカー製品と考えていいでしょう。
となれば、満足のいくリフォームをするためには、どのようなメーカーの製品を選ぶかということも大変重要なポイントになってきます。
 
さて、みなさんはメーカー製品を選ぶ際、どのようなことを重視しますか。最新の機能でしょうか。それともデザインでしょうか。もちろん機能やデザインは大切な要素ですが、その製品がどのような「素材」でつくられているかということも同じくらい重要です。
機能やデザインについては、メーカーのショールームに行けば詳しく説明してもらえますので、ここではあえて製品の基礎となる「素材」の話をしたいと思います。
    素材Index
   
水回り製品に使われる素材
内装製品に使われる素材
ファブリック製品に使われる素材
・ステンレス
・人造大理石
・ホーロー
・FRP
・陶器
●改正建築基準法について
・無垢材
・化粧板
・集成材
・塩化ビニル
・コルク
・繊維
   
+++++++ 水回り製品に使われる素材 +++++++
 
 ステンレス
    ステンレスとは、鉄を主成分とし、これに12%以上のクロムを含み、必要に応じてニッケル等の成分を含有する合金のことです。鉄にクロムが加わると、地金の表面に酸化皮膜がつくられ、鉄の欠点である酸化現象(サビ)を防ぐようになります。さらにニッケルを加えると酸化皮膜が強くなり、耐食性や加工性が増します。
ステンレスの特長は、耐蝕性(サビにくい)や耐熱性が高く、メンテナンスが簡単なこと。また表面がきれいで加工性にも優れていることから、多くの水回り製品に使用されています。
ちなみにステンレス(stain-less)は「サビにくい」という意味になります。
     ステンレスの種類
    ステンレスにもクロムの含有量などによって、いくつかの種類に分類されます。その中でも水回り製品に使用されるのが「SUS430(18ステンレス)」と「SUS304(18-8ステンレス)」です。
 
1.SUS430(18ステンレス)
SUS430とは、鉄に18%のクロムを含んだものをいいます。表面には鉄としての性質が残っているため磁性があり、磁石が付きます。SUS304よりも品質は落ちますが安価なのが特徴で、低価格製品に採用されています。
 
2.SUS304(18-8ステンレス)
SUS304とは、鉄に18%のクロムと8%のニッケルを含んだものをいいます。酸化皮膜が強いため耐蝕性、耐酸性に優れ、磁性もありません。普及品、高級品に使用されています。
     ステンレスの製品例
    キッチン(ワークトップ、キャビネット)、浴槽、水栓金具他
 
 人造大理石
    人造大理石とは、合成樹脂に各種無機物を充填して大理石のようにした素材をいいます。柄のないタイプから、石目調、マーブル調といった見た目が非常に豪華なものまで種類はさまざまで、水回り製品に採用される場合は、ワンランク上の高級タイプとして取り扱われることが多くなっています。
     人造大理石の種類
    人造大理石は樹脂の種類や混入されている無機物の種類や割合によってさまざまなタイプがありますが、一般的には「アクリル系人造大理石」、「ポリエステル系人造大理石」の2タイプに分類されます。また、構造的には一層構造(ソリッドタイプ)と二層構造(ゲルコートタイプ)があります。一層構造の場合は均質ですので強度や耐熱に優れていますが、二層構造は表面材のはがれやひび割れの可能性があります。
 
1.アクリル系人造大理石
アクリル樹脂に無機物等を混入させ、加熱、加圧成型したもので、内部まで均質、無孔質に仕上がるため汚れが染み込まず、黄変や黒ずみのない安定した素材です。表面が滑らかで手入れがしやすく、また素材自体にねばりがあるため衝撃や熱にも強くなっています。水回り製品に使われる人造大理石の中では、もっとも優れた性質をもっています。
 
2.ポリエステル系人造大理石
ポリエステル樹脂に無機質等を混入させ、加熱、加圧成型したものです。アクリル系人造大理石と比較すると、汚れ落ちが若干劣り、紫外線による黄変、反りを生じることがあります。また熱に弱く、火にかけていた鍋を直接置いたりすると変色してしまいます。
     人造大理石の製品例
    キッチン(ワークトップ)、洗面化粧台(カウンター)、浴槽他
 
 ホーロー
    ホーローとは、金属(鉄)の表面にガラス質のうわ薬を塗り高温で焼き付けたものをいいます。鉄とガラスの組み合わせにより、それぞれの長所が活かされ、さらに鉄のサビやすさ、ガラスのもろさというそれぞれの欠点をなくしています。
ホーローは熱や水に強く、また表面が非常に硬いため手入れがしやすいなど、水回り製品の素材として大変優れた特徴を持っています。ただし表面のガラス層が欠けて中の地金が露出してしまうと、サビが発生するという弱点もあります。
ホーローはメーカーによる品質の差が大きいので、専業メーカーの製品を選ぶことをお薦めします。
     ホーローの種類
    ホーローは芯となる金属によりさまざまな種類(鋼板、アルミ、ステンレス、金、銀等)に分類されますが、水回り製品に使われるホーローは、「鋼板ホーロー」、「鋳物ホーロー」の2種類となります。
 
1.鋼板ホーロー
鋼板ホーローとは、鉄の板にガラス質のうわ薬を塗り、高温で焼き付けたものです。うわ薬に顔料を加えることで多彩なカラーを出すことができます。また、うわ薬や焼成技術の向上により単色だけではなく、模様が入ったものやつや消しタイプといった装飾性の高いホーローも登場しています。
 
2.鋳物ホーロー
溶かした金属を鋳型の空間に流し込んでつくったものを鋳物といいますが、鋳物ホーローはそれにパウダー状のうわ薬をふり掛けて焼き付けたものをいいます。
鋳物ホーローのほとんどが、浴槽です。
     ホーローの製品例
    キッチン(扉、キャビネット)、洗面化粧台(ボウル)、浴槽(鋳物)他
 
 ガラス繊維強化樹脂(FRP)
    ガラス繊維強化樹脂とは、耐熱性の高いポリエステル樹脂にガラス繊維を混入し成型したもので、一般的にFRP(Fiber Reinforced Plastic)と呼ばれています。軽量で耐水性に優れており、また生産性が高いため水回り製品に使われる素材の中ではもっとも安価なものといえます。ただし、他の素材に比べると汚れや傷がつきやすくなっています。
現在、メーカー各社から発売されているユニットバスの多くは、このFRP製です。
     FRPの製品例
    ユニットバス(本体)、浴槽、
 
 陶器
    陶器とは、陶土や粘土を形にしたものにうわ薬を塗り高温で焼成したもので、一般的には「やきもの」とか「せともの」と呼ばれています。酸やアルカリに強いことから、昔(幕末くらい)から便器にも使われていました。現在便器などに使われる陶器は「衛生陶器」と呼ばれ、固く吸水率の小さい陶器が開発され、用いられています。
     陶器の製品例
    トイレ、洗面化粧台(ボウル)、タイル他
   
+++++++ 内装製品に使われる素材 +++++++
  内装製品に使われる素材を紹介する前に、平成15年7月に施行された「改正建築基準法」により強化された内装仕上材の使用制限について説明いたします。
この法律は、シックハウス症候群など現在社会問題となっている室内の有害化学物質汚染(主にホルムアルデヒド)対策として施行されました。内装仕上に使用する建築材料にはホルムアルデヒドの放散レベルが明示され、一定量放散する材料については使用面積が制限されるという厳しいものとなっています。放散レベルは星(☆)の数で表示、商品のカタログ等に記載されています。
内装材を選ぶ重要な指標になりますので、必ずチェックするようにしましょう。
     
   
建築材料の区分
ホルムアルデヒドの発散
JIS、JASなどの
表示記号
内装仕上の制限
建築基準法の
規制対象外
放散速度 5μg/m2h以下 ☆☆☆☆ 制限なしに使える
第3種ホルムアルデヒド
発散建築材料
放散速度 5μg/m2h
    〜20μg/m2h
☆☆☆ 使用面積が制限される
第2種ホルムアルデヒド
発散建築材料
放散速度 20μg/m2h
    〜120μg/m2h
☆☆
第1種ホルムアルデヒド
発散建築材料
放散速度 120μg/m2h超 E2、Fc2
又は表示無し
使用禁止
    ※1 μg(マイクログラム):100万分の1gの重さ。放散速度1μg/m2hは建材1m2につき1時間あたり1μgの化学物質が発散されることをいいます。
※2 建築物の部分に使用して5年経過したものについては、制限なし。
※3 JASでは、F☆☆☆☆のほかに「非ホルムアルデヒド系接着剤使用」などの表示記号もあります。
    規制対象となる材料は以下の通りです。
 
   
木質建材(合板、木質フローリング、パーティクルボード、MDFなど)、壁紙、断熱材、接着剤、塗料、仕上げ塗材など。
 
 
 無垢材
    無垢材とは、合板や集成材のように人工的に加工されたものではなく、一本の木でつくられた木材のことをいいます。無垢材は木本来の質感、風合いという魅力はもちろん、シックハウス症候群などの問題が取り沙汰される昨今では、化学物質の含まない自然素材としても注目されています。反面、ヒビが入ったり反りが生じたりなど、自然素材ならではの欠点もあります。
内装材として使用する場合は、必要に応じて塗装やワックスで表面を仕上げます。
     無垢材の製品例
    フローリング、壁材他
 
 化粧板
    化粧板とは、合板などの基材の表面に合成樹脂を含ませた化粧紙を貼り付けたり、印刷、塗装等のさまざまな方法により化粧仕上げした板のことをいいます。無垢材よりも安価で、しかもヒビや反りといった自然素材の欠点を解消しています。しかし基材となる合板の製造過程で接着剤を使用するため、ホルムアルデヒドの放散等で問題が生じています。
現在、メーカー各社から販売されている木質系の内装材、建具の多くに、この化粧板が使用されています。
     基材の種類
    基材とは、化粧板のもとになる芯材のことですが、その種類としては「合板」、「繊維板」、「パーティクルボード」の3つに分類されます。
 
1.合板
合板とは、木材の薄い板(ベニア)を繊維方向が交互になるように奇数枚張り合せて1枚の板にしたものをいいます。張り合わせる枚数によって3プライ、5プライなどといいます。木材の方向性をなくしているので、反りや割れなどの問題が少なくなり、複数張り合わせることで強度も高まります。
2.繊維板
繊維板とは、木材や竹、稲わらなどの植物繊維を主原料として、これをパルプ化し、耐水剤、接着剤等を加え板状に圧縮、成形したものをいいます。方向性のない均質な素材で、反り、割れの恐れがなく、吸音、断熱の効果があり加工も容易です。反面でややもろいところもあります。
繊維板は比重の違い(圧縮の強さ)により、軟質繊維板、中質繊維板、硬質繊維板に分類されています。
    3.パーティクルボード
パーティクルボードとは、木材を細かく切り砕いた小片(チップ材)に接着剤を混合し、板状に熱圧成形したものをいいます。材質が均一になっているので木材の節、腐れ、くるいなどの欠点が除かれていることや、方向性がないため反りや割れの心配がないのが利点としてあげられます。廃材利用としても注目されています。反面、内装材としての強度にやや欠けるという欠点もあります。
     化粧板の種類
    化粧板は基材に貼り付ける表面材の種類によって、いくつかに分類されます。表面材によって見た目や手触り感、風合いが大きく変わってくるため、表面材の種類によって化粧板の価格も大きく変わってきます。また、用途に応じて適する表面材も違ってきます。
 
1.突き板化粧板
突き板とは、天然銘木などの木材を0.6ミリ〜0.2ミリ程度の厚さに薄くスライスしたものを基材に接着し、その上を塗装などで仕上げたものをいいます。化粧板でありながら天然木の自然な木目柄、深み、味わいが楽しめます。
製品としての品質は、突き板の厚みに左右され、厚みがあるほど耐傷性や耐摩耗性に優れています。化粧板の中ではもっともグレードが高くなります。
 
  ◆突き板化粧板の製品例
  フローリング、室内ドア、クローゼット(扉)、キッチン(扉)、家具、造作材他
 
2.メラミン化粧板

メラミン化粧板とは、化粧紙にメラミン樹脂を含浸させ、これを積層することによってつくられる板を基材に貼り付けた化粧板です。表面仕上にはツヤのあるフラット仕上げや凹凸のあるエンボス加工されたものがあります。表面が強いことから、テーブルやカウンターなどの耐久性が必要なところに使用されます。化粧板の中では耐摩耗性、耐水性、耐熱性に優れたもっとも高機能な素材といえます。
 
  ◆メラミン化粧板の製品例
  各種カウンター、キッチン(扉、キャビネット、ワークトップ)他
 
3.ポリエステル化粧板
ポリエステル化粧板とは、基材に化粧紙を貼り、その上にポリエステル樹脂を塗布し乾燥(硬化)させたものをいいます。メラミン化粧板よりも安価ですが、耐摩耗性、耐水性などはやや劣ります。家具等の扉材として使用されます。
 
  ◆ポリエステル化粧板の製品例
  各種カウンター、キッチン(扉、キャビネット、ワークトップ)他
 
4.塩ビ化粧板
塩ビ化粧板とは、印刷を施した塩ビフィルムを基材に貼り付けた化粧板のことをいいます。塩ビ化粧版には基材に貼っただけの単層タイプと、さらにその上に透明塩ビフィルムで覆う二層タイプがあります。
塩ビフィルムは熱で柔らかくなる性質があるため、表面に凹凸をつけることができ、また色・柄が豊富で安価なため、住宅の内装材として広く使用されています。

  ◆塩ビ化粧板の製品例
  フローリング、室内ドア、クローゼット(扉)、キッチン(扉)、家具、造作材他
 
5.オレフィン化粧板
オレフィン化粧板とは、印刷を施したポリプロピレンフィルム等(樹脂シート)を基材に貼り付けた化粧板のことをいいます。オレフィン化粧版には基材に貼っただけの単層タイプと、さらにその上に透明塩ビフィルムで覆う二層タイプがあります。
特徴は塩ビ化粧板と同様ですが、環境問題から塩ビ化粧板に代わって使用されはじめています。
 
  ◆オレフィン化粧板の製品例
  フローリング、室内ドア、クローゼット(扉)、キッチン(扉)、家具、造作材他
 
6.その他
その他の化粧板として、強化紙化粧板、ラミネート化粧板、塗装化粧板などがあります。いずれも比較的安価なのが特徴です。
 
 集成材
    集成材とは、丸太状態の木をひいて板状にし、それをほぼ同じ繊維方向に重ねて集成密着させて板や角材に仕上げたものをいいます。無垢材の欠点である反り、ひずみがなく、強度も約1.5倍に高まります。また長尺、幅広サイズ、曲げ加工など自由な加工が可能となります。
     集成材の製品例
    各種カウンター、室内ドア、階段他
   
 
 塩化ビニル
    塩化ビニルとはプラスティックの一種で、原油を精製してできるエチレンと塩水の電気分解で生成される塩素により合成される熱可塑性の樹脂をいいます。この樹脂に可塑剤、安定剤、着色剤などを混ぜて熱成形することでさまざまな製品が生まれていきます。可塑剤の量の調節によって硬質塩ビ、軟質塩ビ両方の製品化が可能です。
塩化ビニルは20世紀最大の発明といわれるほど機能性が高く、活用用途の広い優れた素材で、住宅資材としても広く用いられています。その代表的なのが軟質塩ビでは壁紙、硬質塩ビでは上下水道管です。
しかし、低温で燃やすとダイオキシンなどの有害物質が発生することから、廃棄物の焼却処理や火事などによる環境汚染が問題視されています。なお廃棄物処理に関しては、焼却施設の改善が進んでいます。
     塩化ビニルの製品例
    壁紙、上下水道管他
 
 コルク
    コルクとは、30〜50年で成木となるコルク樫の樹皮を剥がして製成したものをいいます。一度皮を採ったコルク樫は、10年すると樹皮が元に戻り再びコルクの原料となることから、自然保護と資源供給を両立できる素材として注目されています。
コルクの特徴は、断熱性、クッション性、耐水性に優れていることで、反面天然素材ならではの伸縮があります。コルク製品としてよく知られるのワイン栓はコルクチップを集成しただけの製法ですが、住宅資材に使用する場合は焼成することで固く仕上げます。
     コルクの製品例
    コルクタイル(床材)
   
+++++++ ファブリック製品に使われる素材 +++++++
 
 繊維
    繊維とは要するに糸のことですが、織物や編物をはじめ、フェルト、不織布といった布地(ファブリック)はすべて繊維によってつくられます。住宅関連に使用されるファブリック製品の代表的なものがカーテン、カーペットです
     繊維の種類
    繊維は大きく「天然繊維」、「化学繊維」に分類されます。さらに原料の違いによって多くの種類に分類することができます。
 
1.天然繊維
天然繊維とは、天然に産する繊維状物質をそのまま採取した繊維で、さらに植物繊維と動物繊維に分けることができます。植物繊維は植物体の一部となっている繊維を採取したもので、代表的なものが綿(コットン)と麻です。一方動物繊維は、哺乳動物の体毛などから採取した繊維で、代表的なものが羊毛(ウール)と絹(シルク)です。
   
 天然繊維の種類
 
◇綿(コットン)

綿とは、わたの木の果実に含まれる種子塊(綿花)を原料材とする繊維をいいます。綿は、繊維の中でもっとも生産量が多く、丈夫で安価、染色性もよく、きれいな色・柄を楽しむことができます。反面太陽の日差しに弱く変色しやすいことと、洗濯等で縮んでしまうという欠点があります。
 
◇麻
麻とは、麻の茎の皮から採取される繊維をいいます。麻には亜麻、サイザル麻、マニラ麻、黄麻(ジュート)、大麻などさまざまな種類があります。特徴は総体的に強度が強く、耐熱、耐候、洗濯堅牢度に優れていることですが、しわになりやすい、縮みやすい、染色にムラが出やすいなどの欠点があります。
 
◇ウール
ウールとは、主に羊の毛からつくられる天然繊維のことをいいます。保温性が高く、柔らかくて肌触りがいいことから衣料品などによく使用されていますが、カーペットの素材としても非常に人気があります。ウールは撥水性が高く、また最近問題となっているホルムアルデヒド等の有害化学物質を吸着・除去するという機能も持っています。反面虫がつきやすいという欠点もあります。化学繊維の製品と比較すると、価格はやや高めになります。
 
◇絹(シルク)
絹とは、蚕の繭から採取される繊維をいいます。繭から採取したばかりの繊維は生糸とも呼ばれています。染色性、光沢、手触りに優れており、だんつうなどの高級品に使用されます。
 
    2.化学繊維
化学繊維とは、人間が人工的につくり出した繊維のことをいいます。原料によってさまざまな種類の化学繊維があります。
   
 化学繊維の種類
 
◇アクリル繊維
アクリル繊維とは、石油や石炭、石灰石からつくられるアクリロニトルを主成分(50%以上)とする繊維をいいます。ウールに似た風合いがあり、染色性、耐候性、保温性、寸法安定性に優れていますが、帯電性、非吸湿性といった欠点もあります。カーテンやカーペットに広く使用されています。
 
◇ポリエステル繊維
ポリエステル繊維とは、石油や石炭から合成されるポリエステルを主原料とする繊維をいいます。化学繊維の中ではもっとも生産量が多く、強度、耐光性、耐水性、弾力性に優れ、シワになりにくいのが特徴です。一方で汚れが落ちにくいという欠点もあります。
洗濯しても伸縮しずらいことから、カーテン地の素材としてよく使用されています。
 
◇ナイロン繊維
ナイロン繊維とは、石油と石炭から合成されるポリアミドを主原料とする繊維をいいます。特徴は引っ張り強度が特に大きいことで、また屈曲弾性、摩擦強度など耐久性も他の繊維と比べて格段に優れているため、業務用カーペットを中心に幅広く使用されています。
 
◇ポリプロピレン繊維
ポリプロピレン繊維とは、石油精製の際に多量に発生するプロピレンを溶融紡糸したものをいいます。繊維の中では比重がもっとも軽く、耐久性に優れています。反面耐熱性、耐光性に劣り、また吸湿性がないので染料となじまないという欠点もあります。
 
◇レーヨン
レーヨンとは、木材パルプから採取されるセルロースを主原料とした繊維のことで、天然に存在している繊維素をいったん溶かして再び繊維として再生させることから、再生繊維とも呼ばれています。
さらっとした手触り感があり、吸湿性、染色性に優れています。他繊維となじみやすいことから、混紡・交織として使用されることが多くなっています。問題点は耐久性が低いことと、水に弱く縮みやすいことです。
 
   
   
 
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